サイエンスって、もっとワクワクしていい。

…と、今でこそ思っていますが、
実は私自身、もともと「科学が大好き!」な人ではありませんでした。
社会人になってしばらくの間、私はWebデザイナー。科学と縁遠い生活をしていました。

転機は、ある学会でした。当時勤めていた会社で、社長の代わりに学会のワークショップを担当することになり、人生で初めて学会へ。しかも服装が分からず、結婚式の二次会みたいな格好でワークショップを行いに行きました。(今思えば、なかなかの黒歴史です。)

空き時間が多かったので、何となく学会発表を聞いてみることにしました。
私が発表を聞いて感じたこと、
「なにこれ!?めちゃくちゃおもしろい…!」
知らないことや理解しきれないことが多いのに、不思議とワクワクが止まりませんでした。世の中には、まだ知らないおもしろい世界があること、その“おもしろい”を本気で追いかけている人たちがいること。なにもかもが衝撃でした。

これが、私の世界に「サイエンス」が入ってきた瞬間でした。
そして、同時に疑問が浮かびました。
「こんなにおもしろいことが、どうして世の中にあまり知られていないんだろう?」
「なぜ社会と科学の世界は、こんなにも距離があるんだろう?」

その疑問を持ったからこそ、私は、社会とサイエンスをつなぐ場所にいたいと思うようになりました。

日本は資源が少なく、食料もエネルギーも海外に頼っている国です。
だからこそ、科学技術をどう使うか、どんな感覚でモノづくりや研究をしていくかが、これからの未来を大きく左右します。
ですが——
「科学って難しそう」 「それ、何の役に立つの?」
そんな声が聞こえてくるのも、現実。
理系に進む人は多くはない、科学ばなれだって起きている。
正直、その気持ちも分かります。

かつての私自身が、そうだったから。
だから今なら、こう言いたい。
「まぁ分かるけど…、1回ほろよいサイエンスにおいでよ。」

キュリオラボが大切にしているのは、 サイエンスを特別なものにしないこと。
日々の暮らしの中にちらっと潜んでいるサイエンスを、 日常のエッセンスとして、そっとすくい上げてみる。
ちょっと知って、 ちょっと手を動かして、 ちょっと立ち止まって考えてみる。
その小さな積み重ねが、 世界の見え方を静かに変えていくと、私たちは信じています。

キュリオラボには、正解はありません。
私も先生ではなく、 子どもも大人も、みんな探究の途中です。
ここで生まれた問いや気づきが、 それぞれの日常に持ち帰られて、 次の「知りたい」へゆっくりつながっていく。
その循環こそが、私たちが目指している「場」です。