シチズンサイエンス
森下先生に石の秘密を教えてもらいました
金沢大学の公開講座「体験して学ぼう!岩石学シリーズ(3) 金沢大学編」に参加しました。ずっと気になってはいたのですが、公開講座は初めてです。今日、いろいろ教えてくれる森下知晃先生は岩石学・海底掘削科学を専門としている教授であります!
講座は「地球の特徴はなに?」というすごく広い答えのある質問から始まり、石は何でできているのかという命題に進み、偏光板を使った石の観察や結晶構造の話まで入っていきます。そして結晶は偏光板を使うと肉眼で確認することができて「石英(水晶)とガラス」の違いをみんなで実験し確認することができました!ここで写真を撮れていないのでちょっと表現が難しいのですが、偏光板で見ると石英は虹色の輪が回転するように見える場所があるんです。とてもおもしろい現象です。
森下先生は「今日はこれをみんな見て感動して帰ってほしい!」と受講者ひとりひとりに付き添いながらの体験時間でした。おかげでしっかりと「石の秘密」に向き合い、楽しい時間を過ごすことができました。
その後、岩石を観察の方法を研究室に案内してもらい見せてもらいました。薄くスライスした岩石(なんと30ミクロンほどの厚さに!)をプレパラートして光学顕微鏡で観察します。結晶の向きなどが違うことで、偏光板ではいろんな色に光って見えとてもきれい♪この向きや形の違いは、圧力や外的要因なのですが、何が起こったのかを知り岩石達がどんな歴史をたどってきたかが見えることで地球を知る学問だということでした🌎。石から地球を知るのか、かっこいいなー✨最後に、金沢大学がずーっと集めてきた貴重な化石や岩石の資料保管庫も見せてもらいました!たくさんの石が所狭しと保管されておりました。ヤバいところに入っちゃった!とワクワクと興奮いっぱいの石の秘密と研究室探検でした♪
とても楽しい講座で、ふだん考えないことをいっぱい感じる時間でした!森下先生にもっとお話をお聞きしたかったので、いつか「ほろよいサイエンス」にお呼びできるといいなぁと思っています😝
ガンマ線たっぷりの冬
冬季間は、研究者と一緒に雷の謎に挑む「雷雲プロジェクト」に市民サポーターとして参加しています。
今年は11月末からゴロゴロ⚡ドカーン!!!と迫力のある雷が鳴り天気が悪い日が続いているのですが、カミナリ雲から届くコガモという検出器にも反応が見られています。
ピコーン!と反応が立っているところは、ガンマ線を出してカミナリ雲が通過していったことが分かります。と言っても、なぜ雷からガンマ線が出てくるのか、もっと言うと雷のメカニズムもあまりわかっていないというのが現状なのです。この研究が進めば、宇宙や空で何が起こっているのかがもっとわかるようになってきます。宇宙や地球がわかっていくというステキな研究なのです。
一般市民も巻き込んでの研究を「シチズンサイエンス」というのですが、石川県に約80か所の置かれているのは研究者ではない方の自宅です。私もそうですが、コガモの反応をたまに見て「しめしめ(´∀`*)ガンマ線がきてますなぁ~」と冬を楽しんでいらっしゃることでしょう。
今年ははじまってしまいましたが、また来期以降に参加してみたい方、ご興味がある石川県在住の方、ぜひお声がけくださいね!一緒に冬の雷を楽しみましょう⚡!
【報告】雷雲プロジェクト⚡サイエンスカフェ開催
11/24(日)「雷雲プロジェクト サイエンスカフェ」を開催しました。「ほろよいサイエンス」に引き続き「森町壱番丁」さんで、2daysサイエンスイベントです!
雷雲プロジェクトは、京都大学、金沢大学、理化学研究所がチームとなって雷の謎にせまる研究プロジェクトです。雷のメカニズムはまだ詳しくわかっておらず、石川県中心に起こっている冬の雷を調べて解き明かしていこうとするプロジェクトなのですが、一般市民がサポーターとしてガンマ線の観測機(通称:コガモ)を設置して、一緒に研究に参加しよう!というシチズンサイエンスです⚡。
サイエンスカフェは初めてのイベントなりますが、プロジェクトリーダーの榎戸先生のお話を聞きました。宇宙の観測と雷雲プロジェクトについてでしたが、難しい研究内容を分かりやすくお話してくださいました。たくさんの質問も飛び交い、金沢の町家時間のひとときで宇宙を感じました🌠。各家庭に届けられるコガモも会場に置かれていて「研究」が楽しく身近に感じることができた時間でした😊。
北陸の冬は天気が悪くいや~な気分になったりますが、コガモを置いて宇宙や雷の謎を感じながら冬のシーズンをわくわくしたものに変わったらいいなと思っています!
金沢付近に住んでいる方、市民サポーターをやってみたい方はぜひキュリオラボまでご連絡くださいね~♪
【報告】第1回ほろよいサイエンス開催
11/23(土)に【ほろよいサイエンス】を開催しました。記念すべき第1回目は、石川県立大学の馬場先生をゲストとしてお迎えし「牛のお腹の微生物を使って電気を作り出す!~震災の経験から開発した、草からできるエネルギー~」を題 […]
「ハカラメ」を育てよう その2
「ハカラメ」は放っておくと葉から芽がでてくるのです。そうなったらしめたもの!植木鉢の上に置くと、そのうち根がはって育っていくそうです。かわいい芽がでてきたので、植木鉢のうえにおいて毎日少しのお水をあげています。亜熱帯の植 […]
星稜高校とイギリスをつなぐ
7/12(土)17:00~18:30 星稜高校とイギリスのSKAO(現在建設中の国際電波望遠鏡プロジェクト)本部をオンラインでつないで、講演会がありました。
星稜高校では科学部の元気な生徒さんが、研究者のお話を聞きたくってウズウズしている様子がモニターに映っています。一方、SKAOからは昨年「手作り電波望遠鏡ワークショップ」でかほく市に来ていただいた浅山さん。電波天文学に興味をもってくれる方が増えたらいいな!って思いながら科学普及をしています。
17:00ちょうどから、浅山さんのおもしろいエピソードを交えながらの自己紹介が始まりました。今の仕事の話、電波では何が見えるのか、これからの天文学者ってどんな人か、などなど未来に向かう高校生たちに熱く語っていました。
最後には、電波望遠鏡は手軽に手作りできるという話をしたら、生徒さん達も「やってみたい!」との声が飛び出してきました。
質問時間では、昼間でも電波で宇宙を観測するってできるんですか?って内容や、高エネルギーの中性子星についての質問、中学生でも電波望遠鏡は作れますか?という質問もありました。(ちなみに、携帯電話でも曇りや雨の日でも観測できるように、電波の観測は24時間できちゃいます!)
あっという間の1時間半のオンライン講義で、科学部の先生も「思いのほか盛り上がった!」と言っていました。星稜高校に声をかけた私も、楽しんでもらえてよかったなぁと思いました。
かほく市でも、また電波望遠鏡づくりのワークショップをやりたいなと思っています。全然理論はわからなくっても楽しめますよ⚡。
クリスマスガンモか?!
き~よし~こ~のよる~🎄本日はクリスマスです!そして天気が悪い日になっており、カミナリもゴロゴロ。そんな日はウキウキでコガモのデータをチェックします。さて、ガンモ(ガンマ線を発しながら通過するカミナリ雲)の反応はあるかな […]