【山手線が転生して加速器になりました。】

大人にしてはまあまあの量の読書をします。本って出ては消えていくものが多いので、記憶の中に置いておきたい本や、衝撃を受けた本、次に伝えていきたい本を紹介したいなと思いましたので、ブログの1つのカテゴリにしたいと思いました。

まずは、題名からして「え?」と言いたくなるSF小説【山手線が転生して加速器になりました。】です。
私は「素粒子」(この世界の万物の元になっている粒子。いろいろ種類があります。)が大好きなのですが、その素粒子を人工的に生み出す装置を加速器と言います。
パンデミックが起きて都市に人がいなくなり、山手線を加速器として使う(そして加速器の気持ちも代弁してくれる)という奇想天外のエンターテイメント小説!加速器だけでなく、タイムマシン、AI、ダークマター、ブラックホール、宇宙人などなど時空を飛び越えた話題がてんこ盛りでなんです。なかなかニッチな話題が出てくるので、分からない言葉を調べながら読むと、さらに面白さが深まります。
6編にわたる小説、私には突き刺さった作品でした。