ステキな雑誌「君はまだ、海を知らない」

あまり雑誌は買う方ではないのですが、penの特別編集合「君はまだ、海を知らない」を買いました。まず表紙には有人深海調査船「しんかい6500」と深海巡航探査機「うらしま8000」が!海洋研究所JAMSTECの深海探査に使われている機械や乗り物がきれいな写真になっている、これだけでも価値ありです(オタクなので熱く語ります💦)。
さらに雑誌の記事は、JAMSTECの観測技術とその機器、海を調査する理由や研究者の想い、盛りだくさんの深海生物、地震や海洋と気象、日本の海底資源についてなど、様々な視点から「海」にアプローチした内容で本当にお得な1冊です😊。

巻頭に漫画家の五十嵐大介さんが描く「深海へ」が描きおろしがあって、私には突き刺さりました!
~東京駅出てすぐにあるビルが地上200メートル、もし海面があのビルの高さだったら、立っているのはちょうど深海の入り口だ~ という内容の文章があって、一瞬で深海を感じることができる1文で鳥肌がたったのです。
私はダイビングをするのですが、潜りながら海面を見るのが好きなんです。その雰囲気、その感覚が伝わってきました。でも実際は海面から200mは真っ暗でものすごい水圧なのでしょう。巻頭のこの作品のスゴさは、石川県にいても一瞬で深海に潜ったような感覚を味わったことです。

そんな、五十嵐さんとJAMSTECの研究者との対談、小説家の伊与原新さんの描く研究者像、音楽家の小林武史さんとJAMSTECの部門長との対談など研究者じゃない方々の記事もあります、研究者だけでなくミクスチャーな分野の横断は大切ですし、どんどんやっていってほしいと心から応援したくなりました!
まぁ、まじめに語りましたが、要は私は研究者も海も大好きだってことです。
JAMSTECの船シールもついているよ!おすすめ!