大絶滅展
国立科学博物館で現在やっている特別展「大絶滅展」にチラリと行ってきました。
生命の歴史の中で「進化」と「絶滅」は特別ではないです。生命の存続は、その環境に合っていて今もそのまま生き続けているか、生きやすいように環境に合わせて進化するかなのです。今が生きにくく環境にも合わせられない種は、そのまま絶滅してしまいます。これが通常の絶滅です。
また短期間に75%以上の分類群が絶滅した現象が過去5回起きていて『ビッグファイブ』と呼ばれています。それぞれの前後で、生命の世界が大きく変わったのです。
- オルドビス紀末 約4億4400万年
- デボン紀後期 約3億8000万年前~約3億6000万年前
- ペルム紀末 約2億5200万年前
- 三畳紀末 約2億100万年前
- 白亜紀末 約6600万年前
三畳紀や白亜紀は恐竜の世界でした。恐竜博物館でいっぱい見ることができるので、写真撮る時間を削っちゃった💦かっこよくて迫力がある恐竜も、火山の噴火での大陸の変化や隕石の衝突などの大きな環境変化で絶滅してしまいました。
ビッグファイブ後、大量絶滅のなかった新生代でも激しい気候変化が原因で生物の世界に大きな変化があったようで、その時にジュゴンの仲間のステラーダイカイギュウも絶滅しました。東京都狛江市で算出した全身骨格はなんと約6メートル!でっかいジュゴンのような生き物で、骨格もあまり残されていなく貴重なものだそうです。あまりに好きになってしまい、ステラーダイカイギュウのぬいぐるみを買っちゃいました😊
展示内容は『ビッグファイブ』それぞれの前後で生命がどう変わったのかを伝えてくれるもので、絶滅後には一気に違う生命体が活躍する世界に生命の儚さと力強さを感じました。また、過去に地球上で生活していた今は見ることのできない生命の種が、化石やレプリカという形で私の目の前に現れてくれたことが、地球と生命の歴史のおもしろさと現代に続く生命の多様性を強く感じることができました。
特に、現代にはない生命のデザインはとても興味深くおもしろいです!ぜひ皆さんも機会がありましたら足を運んでみてくださいね!







