JAMSTEC横須賀本部 一般公開 その2

JAMSTECの一般公開で大きく場所をとって展示していた内容が「海洋プラスチック」の話題。「海洋プラスチック」は、今や世界中の問題になっているのですが、いまいち普段の暮らしの中で耳を澄ましていないと聞こえてこないです。

現在あちこちの海の状態を調査していると、北極の海から南極海まで、ゴミの落ちていない場所はないそうです。ゴミというのは、いわゆるプラスチックゴミ。人間が作ったもので腐らずに永久に残り続けます。
展示を見てショックだったのは、私が生まれる以前のゴミが深海に漂って残っていたということ。
昔、祖母がごみを捨てると言って、川に分別されていないゴミを放り込んでたことをうっすら覚えている。当時、プラスチック製品は便利で良いものとされていた大量生産消費時代で、誰もが田舎ではそんな生活をしていた。こんなことが未来に起こるなんて誰も知らなかったのです。

それが今私たちの目の前に現実として現れていることに、目を背けてはいけないと思いました。人間の責任で、きちんと考えなくてはいけない問題です。
キュリオラボでも海とプラスチックを話題にしたワークショップをやりたいと思っています。みんなで考えるきっかけになったら嬉しいです。

50年以上前のゴミも海に残っている
深海に残るジュースの缶
鉄はボロボロになるけどプラスチックは残る