「ハカラメ」を育てよう その4(最終)
「ハカラメ」を育てだして4か月。ここは北陸。冬の便りが届き、寒くなってきた12月半ばから様子が怪しくなってきました。もちろん外は気温が10℃に届かない日しかないので家の中で育てていました。しっかりと土に根付いていたはずな […]
川の上流にない石が落ちてる意味は?
少し時間があったので白山市の「いしかわルーツ交流館」に行ってきました。
実は今、私の中で「石」が熱いのです!!!そして、ここには地球ができてからの石の展示がある!という情報を知り、さっそく向かってみました。
ここで約2億5千万年前(気が遠くなるような昔)の石を触ることができます。変麻岩と結晶質石灰岩(大理石)の2種類で高温や高圧力でできた石だと書いてありました。石を調べていくことで、石が持っている地球の記録を見ることができるんです!つまり2億5千万年前の地球で何があったかの手掛かりになってくるってことみたい✨。すごいですね~。
そして、もう一つ気になったことがあります。
石川県の手取川でつるっつるの石が落ちています。「玉石」と呼ばれているのですが、この玉石は手取川の上流に行っても元になる石がないそうです。え?石って上流から転がってできて川や海にくるんじゃないの?って思うでしょ!じゃぁ、どこにあるかと言うと中国!!!ということは、石川県って昔はどうなっていたの?ってところにつながってくるんです。
ね、楽しいでしょ?石から分かる「科学的地理学」ルーツを探るってワクワクしますね!
かほっくるふゆまつり
1月19日は「かほっくる」のふゆまつり!かほく市だけでなく、市外からもたくさんのお友達が遊びに来てくれましたよ~😝キュリオラボでは2つの科学教室を開催しました♪
午前中は「ダンシングスネーク🐍」の工作。【音はどうやって知ってる?】
そんな素朴な疑問を遊びながら体験できる「ダンシングスネーク」は冬の工作実験にぴったりです!さらに今年はへび年だしね!紙コップ2つとモールで簡単に作れて自分の声で楽しめるので、小さなキッズ達にも大人気でした。
午後からは「光のジュースを作っておうちでイルミネーション!」です。
光の3原色のお話をして、しっかり光の色について学習してから、光のジュースの工作をしました。ジュースをまぜると、3原色から新しい色のジュースが作れるんですよ🍹。暗いお部屋でジュースの実験をすると、あっという間に、実験できて触れられるイルミネーションになるんです✨。
かほっくるの倉庫をお借りして、イルミネーションを楽しみました!(暗くて写真は撮れず、残念💦)キッズ達も「わぁ~♪」とそのきれいさとおもしろさに夢中になっていましたよ😊
【山手線が転生して加速器になりました。】
大人にしてはまあまあの量の読書をします。本って出ては消えていくものが多いので、記憶の中に置いておきたい本や、衝撃を受けた本、次に伝えていきたい本を紹介したいなと思いましたので、ブログの1つのカテゴリにしたいと思いました。 […]
🎍あけましておめでとうございます🎍
新年あけましておめでとうございます!昨年は、がちゃがちゃといろんなことをやってみた1年でした。太陽自動車学校でのワークショップも月に1回ペースで行うことができましたし、大人向けの「ほろよいサイエンス」も開催できました。今 […]
2024年 ありがとうございました!
さてさて、あっという間に年末です。皆さま、本当に今年はありがとうございました。キュリオラボのワークショップに参加してくださった方、コンタクトしてくださった方、気になってサイトを覗きにきてくださった方、遠くから応援してくだ […]
【報告】冬だけど、ひえひえ大実験!?
雪の降る日になりましたが、元気いっぱいの子ども達と「冬だけど、ひえひえ大実験!?」を行いました。
いつもは液体窒素は扱いが少し特殊なのでショーしか行ったことがなかったのですが、なんと「液体窒素」を使った実験を子ども達が行うというスペシャル企画です!9名という少人数で保護者の皆さんにもお手伝いいただき、実験を楽しむことができました。
まずは「液体窒素」ってどんなものなのかを勉強して、どうしたら安全に実験できるかを伝えてからスタートです。
どうなるかなぁ~、みんな怖がっちゃうかなぁ~と少し心配していたのですが、みんなしっかりとお話を聞き、革手袋と保護メガネをしっかり装着して、グループで話し合いながらしっかりと実験できました😊
新聞紙からはじまり、お花+造花、スーパーボール、風船など、様々な物が給食冷凍させたらどうなる?を予想しながら、しっかりとひえひえを探究していました。ちょっとだけスリルのある「ジップロック爆弾●~*」を作ったり、ロケットを飛ばしたり🚀して、気体になると700倍に体積が大きくなるのを体感できました。子ども達の学びは想像以上に深く楽しいものになったと感じました。
しっかりと物質の性質と扱う方法を理解すれば、小学生にだって実験できちゃいます!私にとっても良い経験になりました♪
先生たちの学習会
科学教育研究協議会、冬の学習会に参加しました。これは理科の先生の学習会なのですが、先生じゃない私もこっそりと参加させてもらっています。毎回新しいことを勉強でき、とても楽しい時間を過ごさせてもらっています。
今回も楽しい実験やお話が山盛りでした!
宮沢賢治の世界感漂うカラスウリに乗せた塩化リチウムの炎色反応、ピンクがかった赤い火のきれいなことリチウムは水につけると危ない物質なのですが、そこはうまく工夫がされているそうです。
また、ヘロンの噴水を自作して持ってくる先生にもビックリでしたが、なにより部屋に噴水があるって楽しい空間だわ~と思っていました(科学そっちのけ(´∀`*))。他にも温度や湿度を測るシステムをマイコン(Arduino)で作れる先生がいたり、 ポンポン船が出現したり、もう目が離せない。
そして今回一番気になったのが「地球から見た金星の満ち欠け」をARで見せる教材!これはね、本気で感動しちゃったブロック言語で大学生が作ったそうです。やるなぁ!
様々な技術を垣間見ることができる学習会、いつも刺激をもらいます!終始、熱い眼差しで先生達を見つめておりました。
次回は、私も実演をしよう!
森下先生に石の秘密を教えてもらいました
金沢大学の公開講座「体験して学ぼう!岩石学シリーズ(3) 金沢大学編」に参加しました。ずっと気になってはいたのですが、公開講座は初めてです。今日、いろいろ教えてくれる森下知晃先生は岩石学・海底掘削科学を専門としている教授であります!
講座は「地球の特徴はなに?」というすごく広い答えのある質問から始まり、石は何でできているのかという命題に進み、偏光板を使った石の観察や結晶構造の話まで入っていきます。そして結晶は偏光板を使うと肉眼で確認することができて「石英(水晶)とガラス」の違いをみんなで実験し確認することができました!ここで写真を撮れていないのでちょっと表現が難しいのですが、偏光板で見ると石英は虹色の輪が回転するように見える場所があるんです。とてもおもしろい現象です。
森下先生は「今日はこれをみんな見て感動して帰ってほしい!」と受講者ひとりひとりに付き添いながらの体験時間でした。おかげでしっかりと「石の秘密」に向き合い、楽しい時間を過ごすことができました。
その後、岩石を観察の方法を研究室に案内してもらい見せてもらいました。薄くスライスした岩石(なんと30ミクロンほどの厚さに!)をプレパラートして光学顕微鏡で観察します。結晶の向きなどが違うことで、偏光板ではいろんな色に光って見えとてもきれい♪この向きや形の違いは、圧力や外的要因なのですが、何が起こったのかを知り岩石達がどんな歴史をたどってきたかが見えることで地球を知る学問だということでした🌎。石から地球を知るのか、かっこいいなー✨最後に、金沢大学がずーっと集めてきた貴重な化石や岩石の資料保管庫も見せてもらいました!たくさんの石が所狭しと保管されておりました。ヤバいところに入っちゃった!とワクワクと興奮いっぱいの石の秘密と研究室探検でした♪
とても楽しい講座で、ふだん考えないことをいっぱい感じる時間でした!森下先生にもっとお話をお聞きしたかったので、いつか「ほろよいサイエンス」にお呼びできるといいなぁと思っています😝
ガンマ線たっぷりの冬
冬季間は、研究者と一緒に雷の謎に挑む「雷雲プロジェクト」に市民サポーターとして参加しています。
今年は11月末からゴロゴロ⚡ドカーン!!!と迫力のある雷が鳴り天気が悪い日が続いているのですが、カミナリ雲から届くコガモという検出器にも反応が見られています。
ピコーン!と反応が立っているところは、ガンマ線を出してカミナリ雲が通過していったことが分かります。と言っても、なぜ雷からガンマ線が出てくるのか、もっと言うと雷のメカニズムもあまりわかっていないというのが現状なのです。この研究が進めば、宇宙や空で何が起こっているのかがもっとわかるようになってきます。宇宙や地球がわかっていくというステキな研究なのです。
一般市民も巻き込んでの研究を「シチズンサイエンス」というのですが、石川県に約80か所の置かれているのは研究者ではない方の自宅です。私もそうですが、コガモの反応をたまに見て「しめしめ(´∀`*)ガンマ線がきてますなぁ~」と冬を楽しんでいらっしゃることでしょう。
今年ははじまってしまいましたが、また来期以降に参加してみたい方、ご興味がある石川県在住の方、ぜひお声がけくださいね!一緒に冬の雷を楽しみましょう⚡!