研究
先生たちの学習会
科学教育研究協議会、冬の学習会に参加しました。これは理科の先生の学習会なのですが、先生じゃない私もこっそりと参加させてもらっています。毎回新しいことを勉強でき、とても楽しい時間を過ごさせてもらっています。
今回も楽しい実験やお話が山盛りでした!
宮沢賢治の世界感漂うカラスウリに乗せた塩化リチウムの炎色反応、ピンクがかった赤い火のきれいなことリチウムは水につけると危ない物質なのですが、そこはうまく工夫がされているそうです。
また、ヘロンの噴水を自作して持ってくる先生にもビックリでしたが、なにより部屋に噴水があるって楽しい空間だわ~と思っていました(科学そっちのけ(´∀`*))。他にも温度や湿度を測るシステムをマイコン(Arduino)で作れる先生がいたり、 ポンポン船が出現したり、もう目が離せない。
そして今回一番気になったのが「地球から見た金星の満ち欠け」をARで見せる教材!これはね、本気で感動しちゃったブロック言語で大学生が作ったそうです。やるなぁ!
様々な技術を垣間見ることができる学習会、いつも刺激をもらいます!終始、熱い眼差しで先生達を見つめておりました。
次回は、私も実演をしよう!
ガンマ線たっぷりの冬
冬季間は、研究者と一緒に雷の謎に挑む「雷雲プロジェクト」に市民サポーターとして参加しています。
今年は11月末からゴロゴロ⚡ドカーン!!!と迫力のある雷が鳴り天気が悪い日が続いているのですが、カミナリ雲から届くコガモという検出器にも反応が見られています。
ピコーン!と反応が立っているところは、ガンマ線を出してカミナリ雲が通過していったことが分かります。と言っても、なぜ雷からガンマ線が出てくるのか、もっと言うと雷のメカニズムもあまりわかっていないというのが現状なのです。この研究が進めば、宇宙や空で何が起こっているのかがもっとわかるようになってきます。宇宙や地球がわかっていくというステキな研究なのです。
一般市民も巻き込んでの研究を「シチズンサイエンス」というのですが、石川県に約80か所の置かれているのは研究者ではない方の自宅です。私もそうですが、コガモの反応をたまに見て「しめしめ(´∀`*)ガンマ線がきてますなぁ~」と冬を楽しんでいらっしゃることでしょう。
今年ははじまってしまいましたが、また来期以降に参加してみたい方、ご興味がある石川県在住の方、ぜひお声がけくださいね!一緒に冬の雷を楽しみましょう⚡!
【報告】雷雲プロジェクト⚡サイエンスカフェ開催
11/24(日)「雷雲プロジェクト サイエンスカフェ」を開催しました。「ほろよいサイエンス」に引き続き「森町壱番丁」さんで、2daysサイエンスイベントです!
雷雲プロジェクトは、京都大学、金沢大学、理化学研究所がチームとなって雷の謎にせまる研究プロジェクトです。雷のメカニズムはまだ詳しくわかっておらず、石川県中心に起こっている冬の雷を調べて解き明かしていこうとするプロジェクトなのですが、一般市民がサポーターとしてガンマ線の観測機(通称:コガモ)を設置して、一緒に研究に参加しよう!というシチズンサイエンスです⚡。
サイエンスカフェは初めてのイベントなりますが、プロジェクトリーダーの榎戸先生のお話を聞きました。宇宙の観測と雷雲プロジェクトについてでしたが、難しい研究内容を分かりやすくお話してくださいました。たくさんの質問も飛び交い、金沢の町家時間のひとときで宇宙を感じました🌠。各家庭に届けられるコガモも会場に置かれていて「研究」が楽しく身近に感じることができた時間でした😊。
北陸の冬は天気が悪くいや~な気分になったりますが、コガモを置いて宇宙や雷の謎を感じながら冬のシーズンをわくわくしたものに変わったらいいなと思っています!
金沢付近に住んでいる方、市民サポーターをやってみたい方はぜひキュリオラボまでご連絡くださいね~♪
ゲノム解析しちゃいました
少し前に私のDNAゲノム解析をお願いしました。ここで言葉をちょっと説明。「DNA」は細胞の核の中の染色体にある物質です。4種類の部品からできていて、その並びが生物の設計図(遺伝情報)になります。その設計図の情報を「ゲノム […]
星稜高校とイギリスをつなぐ
7/12(土)17:00~18:30 星稜高校とイギリスのSKAO(現在建設中の国際電波望遠鏡プロジェクト)本部をオンラインでつないで、講演会がありました。
星稜高校では科学部の元気な生徒さんが、研究者のお話を聞きたくってウズウズしている様子がモニターに映っています。一方、SKAOからは昨年「手作り電波望遠鏡ワークショップ」でかほく市に来ていただいた浅山さん。電波天文学に興味をもってくれる方が増えたらいいな!って思いながら科学普及をしています。
17:00ちょうどから、浅山さんのおもしろいエピソードを交えながらの自己紹介が始まりました。今の仕事の話、電波では何が見えるのか、これからの天文学者ってどんな人か、などなど未来に向かう高校生たちに熱く語っていました。
最後には、電波望遠鏡は手軽に手作りできるという話をしたら、生徒さん達も「やってみたい!」との声が飛び出してきました。
質問時間では、昼間でも電波で宇宙を観測するってできるんですか?って内容や、高エネルギーの中性子星についての質問、中学生でも電波望遠鏡は作れますか?という質問もありました。(ちなみに、携帯電話でも曇りや雨の日でも観測できるように、電波の観測は24時間できちゃいます!)
あっという間の1時間半のオンライン講義で、科学部の先生も「思いのほか盛り上がった!」と言っていました。星稜高校に声をかけた私も、楽しんでもらえてよかったなぁと思いました。
かほく市でも、また電波望遠鏡づくりのワークショップをやりたいなと思っています。全然理論はわからなくっても楽しめますよ⚡。