金沢市
【報告】えんぴつシンセサイザー新着!!
今回のワークショップは、初めての電子工作「えんぴつシンセサイザー」を作りました。
事前にHPからどんなものを作るか見てきてくれた方も多くいました。「2台作って、【カエルの合唱】の歌をシンセサイザーで輪唱したい!」という親子チャレンジの方も。また、今回は大人のみでの参加や大学の先生が見に来てくれたりと、様々な知見が集まり楽しくなりそうな雰囲気がはじまりから漂っていました。
ワークショップの冒頭は「電子工作」とはなんぞや!を簡単にお話しし、工作へ突入です。
材料を分けて、設計図(ブレッドボードに、何を差し込むかを絵で描いたもの)を見ながら組み立て開始!初めての電子工作ですが、30分後にはみんな完成していました(優秀!)。次は、音を出すために鉛筆で黒の帯を描き均一に塗りつぶします(これが地味に難しい)。塗りつぶしたところに端子を当てると音が出ます!端子をずらしていくと黒の帯の長さによって抵抗値が変わって音が変わるという仕組みなんです。ここまでくると、かなーり楽しい😊♪
音階探しは自宅に戻ってゆっくりやってもらえればいいかなと思っていましたが、中にはワークショップ中に音階の場所を把握して「キラキラ星」を演奏するツワモノもいらっしゃいました!
今回の「えんぴつシンセサイザー」、できあがったものを大事そうに持ち帰っていただけて嬉しかったです💕。またワークショップとしては反省点がいくつかあったので、次回はさらにわかりやすく楽しい展開にブラッシュアップさせたいと思っています。
そして、電気や電子と聞くと「難しそう」と感じちゃう、そういう方こそぜひ楽しい電子工作をやってみてほしいです。「電子を制御する」とおもしろいことができる!そして「電子工作」は意外と簡単!などなど、体験すると感じ方がきっと違ってきますので「やってみよう!」の気持ちを大切に、チャレンジしてみてくださいね。心から応援します!
水素のお兄さん(とびchan.)
石川県にお仕事で来ていた「水素のお兄さん」とびchan.さんにお会いしました!
ずっとお会いしたかったので、突然ですが連絡をとってみたのです。お仕事終わりで疲れていらっしゃる雰囲気など微塵もなく、ニコニコでお会いしてくださいました。
とびchan.さんは、水素を専門としたサイエンスコミュニケーターで動画クリエイター。そして「水素情報館 東京スイソミル」という施設のアンバサダーという多彩な方です。たくさんの方に水素ワークショップやショーなどを通して、水素を科学的社会的にすごいものだぞ!とみんなに伝えているんです。
この日はスタバで2時間。石川県で水素発電の実証実験をやっている施設の話をお聞きして、社会の中で水素を活用していく有意義さ、そして科学好き同士の楽しく濃い話をしちゃいました!とっても楽しかったです😊。
近いうちにキュリオラボでも、水素ワークショップをやってみたいと感じました(とびchan.さんのご協力お願いします!)。
おみやげに水素缶(レア!)をもらいました♪
【報告】第2回ほろよいサイエンス開催
4/26(土)【ほろよいサイエンス】を開催しました。
第2回目は、金沢大学教授で岩石学者の森下知晃さんをゲストとしてお迎えし「手のひらの中の地球史~身近な岩石が教えてくれる石川の物語~」と題しましてお話をしていただきました!
ロケーションは、再び金沢の町家「森町壱番丁」さん。日本家屋をリノベーションした、しっとりとした非日常のステキ空間です。そこに「波の綾」さんの美味しいつまみ、お酒、おみやげがつくスペシャルイベントです。
会場はなんとなくの4人グループ。真ん中に石がゴロゴロと置かれているという不思議な空間で、森下教授は「飲んでないと緊張する」と言い、チューハイをゴクッと1杯飲んでスタンバイです😊🍺。
まず、地球の中がどうなっているかという内容から始まり、おみやげの「カンラン石」という緑色したキラキラした石について教えてもらいました。
森下教授は、地球の中(マントル:個体)の上部にあるカンラン岩や様々な石を調査することで、地球の中で何が起こっているか、日本(石川県)で過去何が起こったかを研究しています。
終始立ってお話している森下教授。食べて飲んで話を聞いていると不意打ちのように先生の問いが飛んできます。「石とは何か?」という質問は、実は研究者でも悩むくらいの命題だそうです。石を眺めながら、そのでき方と過去に何が起こって石川県ができたのかを楽しくじっくりお話いただきました。そこに転がっている「石」がいろんなことを物語ることが分かりました。
研究者の感じているワクワクが一般の方に伝わること、一般の方が研究っておもしろいことやってるんだな!って感じること、この2つが【ほろよいサイエンス】の目的です!
今回のような基礎研究を理解するには最初の基礎段階の知識がいるので伝えるのが難しいのですが、何よりも現物がそこにあり、森下教授の平易に伝えようという気持ちが伝わり、その難解さがほわっとゆるくなった気がしました。
参加していただいた皆さん、森下教授、スタッフの皆さんに感謝申し上げます!
またやりましょう✨
ほろよいサイエンス打合せ
4/26(土)予定の「ほろよいサイエンス」打合せのために金沢大学へ行きました。当日の内容とタイムスケジュールとお土産について、森下さんとがっつりお話し、まあまあ様子が見えました。内容はまだヒミツですが、私たちが住むこの土 […]
セルパンに触れてみよう!
セルパンという楽器を知っていますか?
ルネサンス時代から19世紀半ばくらいまで教会音楽や軍隊で使われていた低音の金管楽器です。セルパンとはその楽器の形からフランス語で「ヘビ」を指す意味ですが、写真の物はオーソドックス。さらにいろんなグニャグニャ度合いがあるそうです!楽器は手作り、世界で2件くらいしか作れる工房がなく職人も激減してるので、現代では貴重な楽器です。
日本でも珍しいセルパン奏者の橋本晋哉さんが金沢市民芸術村にきてくださり、楽器に触らせてもらえました♪今の金管楽器よりも音程をしっかりとるのが難しい楽器で、試奏した皆さんはみんなちょっと難しそうでした(笑)。
浜松にある楽器博物館ではセルパンを見ることができ、たまに試奏も行っているそうですよ!ご興味ありましたら、ぜひ😊。
「すっとびロケット」完成🚀
夏のイベント「サイエンスの大冒険」の準備がちょっとずつ進んでいます。
たくさんの楽しい工作ができる「工作屋台」の試作品を作って試しているのですが、「すっとびロケット」が先ほど出来上がりました😊。どこでも遊べるので、勉強や仕事で息抜きしたいときに机の上でちょこっと遊べますよ~🚀夢中になりすぎて、勉強や仕事を忘れちゃうかも(笑)。
楽しい工作をまだまだ考え中です!
今年の夏も「サイエンスの大冒険」をお楽しみに~♪
手袋でふんわり雪結晶
2月に入ってすぐに北陸では雪がどんどん降っています。
風がやんだ雪の日におすすめなのが、雪の結晶の観察です!濃いめの色の手袋して、降ってきた雪をそぉーっとキャッチしてみてください。結晶の状態が残ったままで手袋にくっつけることができるんです。なんともきれいな結晶!そのまま観察したり、ルーペなどで見てみるのも楽しいと思います。
結晶は生まれた雲の位置や、空の気温によって形を変えて落ちてきます。雪の日だけのとっておきの贅沢、ぜひ楽しんでみてくださいね♪
【報告】冬だけど、ひえひえ大実験!?
雪の降る日になりましたが、元気いっぱいの子ども達と「冬だけど、ひえひえ大実験!?」を行いました。
いつもは液体窒素は扱いが少し特殊なのでショーしか行ったことがなかったのですが、なんと「液体窒素」を使った実験を子ども達が行うというスペシャル企画です!9名という少人数で保護者の皆さんにもお手伝いいただき、実験を楽しむことができました。
まずは「液体窒素」ってどんなものなのかを勉強して、どうしたら安全に実験できるかを伝えてからスタートです。
どうなるかなぁ~、みんな怖がっちゃうかなぁ~と少し心配していたのですが、みんなしっかりとお話を聞き、革手袋と保護メガネをしっかり装着して、グループで話し合いながらしっかりと実験できました😊
新聞紙からはじまり、お花+造花、スーパーボール、風船など、様々な物が給食冷凍させたらどうなる?を予想しながら、しっかりとひえひえを探究していました。ちょっとだけスリルのある「ジップロック爆弾●~*」を作ったり、ロケットを飛ばしたり🚀して、気体になると700倍に体積が大きくなるのを体感できました。子ども達の学びは想像以上に深く楽しいものになったと感じました。
しっかりと物質の性質と扱う方法を理解すれば、小学生にだって実験できちゃいます!私にとっても良い経験になりました♪
先生たちの学習会
科学教育研究協議会、冬の学習会に参加しました。これは理科の先生の学習会なのですが、先生じゃない私もこっそりと参加させてもらっています。毎回新しいことを勉強でき、とても楽しい時間を過ごさせてもらっています。
今回も楽しい実験やお話が山盛りでした!
宮沢賢治の世界感漂うカラスウリに乗せた塩化リチウムの炎色反応、ピンクがかった赤い火のきれいなことリチウムは水につけると危ない物質なのですが、そこはうまく工夫がされているそうです。
また、ヘロンの噴水を自作して持ってくる先生にもビックリでしたが、なにより部屋に噴水があるって楽しい空間だわ~と思っていました(科学そっちのけ(´∀`*))。他にも温度や湿度を測るシステムをマイコン(Arduino)で作れる先生がいたり、 ポンポン船が出現したり、もう目が離せない。
そして今回一番気になったのが「地球から見た金星の満ち欠け」をARで見せる教材!これはね、本気で感動しちゃったブロック言語で大学生が作ったそうです。やるなぁ!
様々な技術を垣間見ることができる学習会、いつも刺激をもらいます!終始、熱い眼差しで先生達を見つめておりました。
次回は、私も実演をしよう!