銅をめぐる科学とアートの対話

久しぶりに、サイエンスとアートどちらも俯瞰するようなイベントに参加しました。
石川県立図書館で開催された「銅をめぐる科学とアートの対話」主催は、地球科学とアートの融合を目指す「地球科学とアートの共創ラボ」、なんとJAMSTECの方もいる、研究者&作家軍団です。北陸でも広く産出される「銅」をキーワードに、科学とアートの両方の視点からその魅力を探るイベントでした。

科学の視点からは、濱田麻希さん(金沢大学)が、銅の資源がどのように形成されるのかや、石川県で見られる銅の産地について紹介してくれました。岩石研究の立場から語られる銅の話は、地球の活動の中で鉱物が生まれていくダイナミックなプロセスを感じさせてくれるもので、とても興味深い内容でした。
一方、アートの視点からは銅版画家の 松井亜希子さんが登壇し、銅版画の技法や表現について紹介。銅という素材をどのように加工し、作品として表現していくのかを知ることができました。

これまで銅は、鉱物や資源といった「科学」の視点から見ることが多かったのですが、アートの側から見ると「表現の素材」としての魅力が浮かび上がります。同じ銅でも、鉱石として見るのか、素材として扱うのかで見え方が変わる。その多様さすべてが「銅」なんだなぁと感じました。