江戸のバイオテクノロジー!? 変化アサガオ観察日記4(最終会)

ついに、この日がやってきました!変化アサガオのお花が咲いたのです🌸
これまでの観察日記()では、芽が出た日から、ふつうのアサガオとはちがう不思議な葉っぱの形まで、じっくり観察してきました。そして今回、いよいよお花です。
咲いたのは、すっきりとした青紫色のアサガオの花。よ〜く見ると、花びらのふちがくるんと反り返って、少しだけとがった形をしているんです。まんまるなふつうのアサガオとは、ちょっと違うお花の形。これが私がずっと育ててた変化アサガオなんだなぁ~♪と感慨深いです。

そしてもうひとつ、大きな発見があります👀。
なんと種ができないタイプの変化アサガオだったんです。

実は、変化アサガオならではのおもしろい性質なのです。
とくに珍しい姿の変化アサガオは、劣性(れっせい)の突然変異がいくつも重なって生まれます。その変異は花の形だけでなく、種をつくるためのおしべやめしべにも影響してしまうことが多いのです。だから、珍しい姿になればなるほど、自分では種を残せないことが起こります。

「じゃあ、どうやって次の年もこの姿を咲かせるの?」と思いますよね。
答えは、変異をこっそり隠し持った“ふつうに見える兄弟株”から種をとること。その種をまくと、また一定の割合で珍しい姿の子が出てきます。
江戸の人たちは、メンデルが遺伝の法則を発表するより前から、この仕組みを経験的に見抜いて育てていたというから驚きです。まさに「江戸のバイオテクノロジー」ですね😊

小さな種から始まった変化アサガオの観察も、これでいったんおしまいです。
姿かたちのおもしろさと、その裏にある遺伝のふしぎ、そして江戸の人たちの知恵と粋な楽しみ方。「変化アサガオ」から見えてきたものが、いっぱいありました🌱。
6月に配った他の変化アサガオの種も、各家庭でステキな姿を見せてくれていることを楽しみにしています。